CO2ニュートラル認証を受けた次世代型の印刷機「スピードマスターCX104」を導入

錦明印刷では、2021年12月に独・ハイデルベルグ社が誇る最新テクノロジーを搭載し、CO2ニュートラル認証を受けた次世代型の印刷機「スピードマスターCX104」を国内で初めて導入しました。
この「スピードマスターCX104」は、【Push to Stop】コンセプトによる自動化技術を搭載しており、4色機でも8色機同等のパフォーマンスが発揮できることや、インキキーなどの操作を一切しない前提の運用も可能で、オペレーターの経験やスキルに依存することなく稼働できるなど、人材の多様性や働き方改革にも大きく寄与すると期待を寄せています。
また、同機は環境負荷低減活動に貢献する印刷機として【CO2ニュートラル認証】を取得しており、サスティナブルな社会をめざすハイデルベルグ社の取り組みに共鳴したことも、錦明印刷が導入を決定した大きなきっかけとなりました。
私たちは、今後もSDGsの目標に貢献できる活動へ積極的に取り組んでまいります。

_{【CO2ニュートラル認証】について
国際エコバランス標準に従って、ハイデルベルグ社は、ダルムシュタット工科大学と協力して、印刷機械のCO2フットプリントを正確に計算するための方法を開発し、ヨーロッパ最大の応用研究機関であるフラウンホーファー・インスティチュートが、ハイデルベルグ社が印刷機を製造するためのCO2排出量をルールに従って計算していることを認証しています。}

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世界初、LED-UV オフセット輪転機稼働で電気使用量39.4%、ガス使用量100%削減達成

富士見事業部の輪転機を改造し、UVインキをLEDランプで硬化させる方式のオフセット輪転機では世界初の設備に一新しました。従来のドライヤーによる熱風乾燥と比べ電気使用量の39.4%^*、ガス使用量は100%^*を削減。CO2排出量の抑制を実現しています。またVOC（揮発性有機化合物）については、通常の油性インキで印刷した場合に比べて100%^*削減を達成することができました。_*当社比

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全工場で刷版無処理化100％達成

以前の刷版出力工程では専用の薬品を用いた現像機の使用が必要でした。この方法では洗浄用水や廃液を処理しなくてはならず、環境に負荷がかかってしまいます。この問題を解決するため、弊社全工場で無処理版の刷版を導入しました（無処理版とは現像機を用いない刷版の出力方法です）。その結果、現像工程より排出されていた現像液をゼロにしました。

またこの活動を表彰して、コダックより2019年度KODAK SONORA Plate Green Leaf Awardに選出されました。（下部に詳しく記載）

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錦明印刷富士見事業部で2017年5月より環境対応型オフセット印刷機が稼働を開始しました。この印刷機では環境にやさしい新たな表面加工として、水性ニスコーティングを選択できます。日本印刷産業連合会などが制定した「古紙リサイクル適性ランクリスト」においてこの加工は「紙、板紙へのリサイクルにおいて阻害とはならない」Aランクに分類されています。Bランク（紙へのリサイクルには阻害となるが、板紙へのリサイクルには阻害とはならない）に分類されたPPフィルム加工に比べ、古紙のリサイクルに適しています。

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その他の環境への取り組み

• 刷版（アルミ）のリサイクル率100％
• UVインキ、ノンVOCインキの使用
• 湿し水のIPA（アルコール）不使用
• 損紙等の古紙へのリサイクル率100％
• 金属インキ缶のリサイクル率100％
• 梱包用PPバンド、ストレッチフィルムのリサイクル率100％
• ブランケットのリユース

第7回KODAK SONORA Plate Green Leaf Award、全世界で持続可能な印刷に取り組む優れた企業に、弊社が選出されました。

コダックジャパンニュースリリースより、
持続可能な印刷ソリューションを推進するグローバルリーダーとしてコダックは、2019年度KODAK SONORA Plate Green Leaf Awardプログラムにおける、受賞企業数としては過去最高となる52社を選出しました。今回で7回目となるこの賞は、環境にやさしく、自社事業やお客様に利益をもたらす持続可能な印刷を導入している印刷会社をコダックが表彰するものです。受賞企業52社はいずれも刷版工程でのKODAK SONORAプロセスフリープレートの使用に加え、持続可能な事業への投資に継続的に取り組んでいます。

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