ケーススタディ
~プリントマネジメントサービスの導入事例~
建築土木、鉄道、電気、機械系施工会社向けに、直販で提案営業している外資系工具メーカー
アウトライン
カタログなど販促ツールに関わる印刷・在庫管理・発送コストを、最適なプリント方式と管理手法でマネジメントし定常的にコスト削減する
導入事例
日本ヒルティ様|プリントマネジメントサービス
「これだ!と思いました。元々、これに近い事は私たちも考えていました。」
神奈川県・横浜市にある日本ヒルティ株式会社は、プロ向けの建設用工具製品を提供するグローバル企業です。確かな品質と革新性、顧客とのダイレクトな関係性、そして効果的なマーケティングの実現を積極的に果たされています。
今回は、カタログの発注担当者様に、発注・印刷・配送・在庫管理を一元化する「プリントマネジメントサービス」の導入についてお話を伺います。導入の経緯から、導入後1年の現時点での成果や反応などをお答えいただきました。
■貴社のビジネス・事業展開についてお聞かせください。
弊社は創業以来、主に建築現場での基本工程全てに対応するプロフェッショナルユーザー向けの工具製品を提供しています。大部分の売り上げは直販営業部門が作り出します。ヒルティ製品は高額ですが、時間の短縮・生産性の向上という価値を理解していただくために、必ずデモンストレーションを行っています。実際に商品を現場に持っていき、きちんとその製品の良さやバリューを理解しご購入いただいたお客様は、値段になびきません。そういった末永くお付き合いできるお客様と、Win-Win の関係構築に努めています。
60種類近い製品パンフ群
■プリントマネジメント導入の経緯をお聞かせください。
以前は、中心となる印刷エージェントが存在して、他に2~3社とお付き合いしていました。ただ、数年前から、変革を行わないと近い将来限界が来ることはわかっていました。なぜなら、ROI の観点からきちんとしたコストバランスの管理を行える体制ではなかったからです。前年対比でのコスト比較という単純な指標しか持っていませんでした。ですから、印刷費だけでなく配送費、出荷件数に至るまで、いくつもの指標が持てるプリントマネジメントの導入は必然でした。ただ、よくあるボリュームディスカウント的な内容でしたら、本来こちらが実現したいプラットフォームの推進は出来なかったと思いますね。そうではなかったので検証のフェーズに移っていきました。
■弊社のプリントマネジメントに求めたことはどんなことでしたか?
ワンストップソリューションとデジタルプリントです。さまざまな指標を導き出すためには、その2つが必須条件でした。錦明印刷さんが持つデジタル印刷機の印刷クオリティは高かったですね。高額な製品を販売している自覚があるので、クオリティの低いカタログは出せないと考えていましたから。
■プリントマネジメントの提案を当初どのように受け止められましたか?
これだ!と思いました。元々、これに近い事は私たちも考えていました。それがわたしたちにとって一番大切なソリューションだったからです。4社と検討をしましたが、マーケティング視点で仕事ができる人がいるかどうか、というのも大きな決め手でした。
■当時、進行において懸念事項はございましたか?
それはもう沢山ありました。金額的にも、導入するにも大きなプロジェクトでしたし、お互い初めてのことも多く絶対に正解だろうと進むしかなかったですからね。実行していても誰も答えは持っていないので、自分自身とお互いを信じて前へ進むしかなかったですから、双方苦しかったのではないですかね。ただ、多くの問題点をよく把握され、社内で共有されていたので、その点で信頼できました。
プリントマネジメント 全体フロー
■コスト削減のための今回の取り組みですが、以前と比べて、具体的な成果は感じられていますか?
もちろんです。導入から1年になりますが、手応えは大きいですね。現時点で、コスト削減の面だけでも前年対比で数パーセントのマイナスになるだろうという結果が出ています。ただ、コスト削減も大きな命題ですが、6年後のフルデジタル化という大きなプランがあるので、まだまだこれからです。元々、短期でのリターンよりも中長期でのリターンの方が大きいプランですから。もちろんWin-Winの関係を実現させます。
■営業の皆様や担当者の方からは、どのような反応がありますか?
まずは飛躍的な生産性の向上ですね。それと使い勝手の良さ。営業担当はもちろん、カスタマーサービスなどのバックオフィスのメンバーからも好評を得ています。発注履歴を営業自身が確認できるようになり、問い合わせなどのオペレーション作業が一切なくなりましたね。一日数時間かかっていたことが解消されたので、他の仕事に手が回せるようになりました。
■今後、当サービスに期待されることがあればお聞かせください。
全ての内容での精度を向上させていけるか、という事でしょうか。システムと言えば聞こえがいいですが、システムを動かし、プランを実行していくのは人です。システムはそこをサポートしてもらえる補助的な役割なわけです。数字が物語っていることを正しく読み取り、次の問題点を浮き彫りにしていく-システムの更なるアップデート以上にプランナーとしてのスキルと精度の向上を、自分も含めてお互い行っていければと思っています。
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企業向け印刷物の発注業務・印刷コスト・在庫削減ソリューション。
発注から印刷、納品まで集中管理することで、継続的にコストの最適化を実現します。