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[2022年顧客事例]

学院広報誌を大胆にリニューアル、
読み手との絆を強める広報メディアに

卒業生向けコミュニケーション誌制作 - 学校法人 東京家政学院

東京家政学院様は1923年に創立された歴史ある女子学院です。

2023年に迎える学院創立100周年を目前に広報活動を活発に行う中、関係者に配布するコミュニケーション誌『学院だより』のリニューアルを計画。同誌の新たな制作・印刷のパートナーとして錦明印刷が指名されました。

弊社指名に至った経緯と制作過程について、『学院だより』を担当された企画広報室兼総務室の仲様にお話をうかがいました。

リニューアルコンセプトに踏み込んだ企画・提案を評価

― 錦明印刷を指名した経緯をお聞かせください。

『学院だより』は大学創立当初(1968年)から発行している出版物です。これまで中・高・大の広報誌として教職員、学生、生徒、保護者、卒業生に広く配布していましたが、今後のリカレント(社会人向け)教育の開始などをにらみ、卒業生とのつながりを強固にしたいとの考えから、2022年春から対象を卒業生に絞り、「学院のいま」を知らせる誌面へと模様替えすることになりました。

そのリニューアルに向けて前年秋に印刷会社や制作会社4社に声をかけてコンペを行い、結果、錦明印刷さんにお願いすることを決めました。

 

― 錦明印刷のどのような点を評価されたのでしょうか。

最大の決め手は「企画・提案力」です。

価格だけなら他に低コストで請負ってくれる会社もありましたが、「印刷やテンプレートに沿ったレイアウトは提案するが、誌面企画は提案できない」とのことでした。それに対し、錦明印刷さんからは早い段階で誌面リニューアルの方向性やデザイン、各ページの企画などに及ぶ具体的な提案がありました。私どもの提示した条件にはなかった、内容に踏み込んだ特集や企画案がプラスされており、それを見て、一緒に取り組めば良いものが作れるのではないかと期待がふくらみました。

また、親身になってくれるという点も大きかったですね。
『学院だより』は今後も継続的に発行していく冊子なので、お互いに協力できる体制が築けるかどうかがとても重要ですが、その点も申し分ありませんでした。

 

― 誌面づくりが実際にスタートしてからはいかがでしたか。

時間の猶予がなくタイトなスケジュールでしたが、錦明印刷さんは嫌な顔ひとつせず応じてくれ、相談しながら進めることができました。私どもで収集した内容と、錦明印刷さんの発案による企画を組み合わせて完成させたリニューアル第1号は、配布した卒業生のみなさんからの評判もよく、魅力を感じていただけたようです。

 

リニューアルした「学院だよりvol.152」
 

※実際にリニューアルした冊子(PDF)は東京家政学院様のWEBサイト(外部サイト)にてご覧いただけます。

魅力的な誌面を卒業生向け広報の起点に

― リニューアルで誌面のイメージも変わりましたね。

これまでは学院内の行事や出来事の報告が主で、決められたテンプレートに学院内で作成した原稿を流し込む形で誌面構成を行っていましたが、リニューアル後は誌面デザインを刷新するだけでなく、特集を組んだり、読者参加型企画なども取り入れました。

 

― 特に好評だった内容は。

卒業生を交えた座談会、新旧のキャンパスが写真で一覧できる特集「今昔写真館」、読者参加型の「アクセス募金」などは注目度が高かったようです。

このうち「今昔写真館」と「アクセス募金」は錦明印刷さんの発案です。「今昔写真館」は新旧の校舎や学生生活の様子を写した写真を並べたページですが、卒業生の方々の協力を得て、貴重な写真が多数集まりました。読んだ方からも「今と昔の校舎の様子がわかってよかったです」という声をたくさんいただきました。

また、「アクセス募金」は誌面に記載したQRコードからスマホでアクセスすると、1アクセスごとに10円募金ができる読者参加型の企画で、その募金額は本人に代わり学校側が負担する仕組みとしました。アクセス数に応じて募金額が増える点が共感につながり、多数のアクセスがありました。いずれもリニューアル第1号にふさわしい、読んだ人の記憶に残るページになったと思います。

 

― 今後の抱負と、錦明印刷への期待についてお聞かせください。

「アクセス募金」はまったく新しい試みであったためか、注目を集めた半面、募金の趣旨がわかりにくいといった声も聞かれました。今後はそうした点を是正するとともに、楽しみながら『学院だより』に目を通してもらえるように、毎号新企画を用意していきたいと思っています。

私は学院全体の広報を担当していますが、「アクセス募金」への反響によって、読み手が企画趣旨に沿った行動を実際に起こしてくれることがわかったのは、大きな収獲でした。今後は『学院だより』を起点として読み手をホームページに誘導したり、オープンキャンパスのお知らせを入れたりと、他のメディアやイベントと『学院だより』を連動させることで、より効果的な広報活動が可能になると考えています。

その結果、卒業生のリカレント教育につなげたり、卒業生がお子さんを学院に入学させるといった循環ができていければ、嬉しいですね。

錦明印刷さんはこれまでさまざまな出版物の制作で培ってきたノウハウをお持ちだと思いますので、その豊富な引き出しを活かし、より魅力的な『学院だより』にするための企画をぜひまた提案していただきたいと思います。

 

― ありがとうございました。

 

 

※ページ上の各種情報は2022年10月時点のものです。

 

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