[セミナーレポート]
「デジタル×紙」に取り組んで得た一つの解。リコージャパン主催セミナーに登壇しました
2019年3月7日、リコージャパン株式会社主催セミナーにて、弊社プロモーション&ビジネスソリューショングループの林が登壇させていただきました。
当日は、リコージャパン様のお客様を集めて、弊社で取り組んだデジタルプリント事例とその裏側の仕組みである、クロスメディアオートメーションサービス「Xink(シンク)」についてご紹介しました。
「デジタル×紙」の重要さは分かった。じゃあ、どうすればいいの?
昨今、印刷業界ではデジタル印刷とマーケティングの組み合わせによる新たなビジネスモデルが取りざたされています。
ブランドオーナーの中にも、デジタルマーケティング一辺倒に限界を感じ、デジタルマーケティングと紙メディアを効果的に組み合わせる施策を試みる企業が出てきました。
株式会社ディノス・セシールが昨年実施したパーソナライズDMが、デジタルメディアに反応しない顧客層にリーチできた事例をきっかけに、このオフライン・オンラインを横断したマーケティング手法への期待はますます高まっています。
最短で24時間以内に「かご落ち」商品情報を印刷・発送するパーソナライズDM
出典:第33回 全日本DM大賞(https://www.dm-award.jp/winner/index.html)
一方、この領域の可能性について重要さはよくよく分かっているが、印刷会社として具体的に何をどう取り組めばいいのか。これが印刷会社の悩みであり、私たちも同じく問答を重ねてきました。
まずは自社内で「やってみた」 そこで生まれた2つの事例
幸いにも、自社にクロスメディア管理システムを有しておりましたので、システム導入の障壁はありませんでした。
とはいえ、それをどうサービス化するかで足踏みしました。
そんな私たちですが、お客様に提案する前に、まずは自社内で「デジタル×紙」の実証実験を行ってみようということで、クリスマスシーズンに既存のお客様を対象にキャンペーンを行ったのです。
シナリオは至ってシンプルながら、デジタルと紙DMを組み合わせたことで、レスポンス38%という大きな結果を出しました。このキャンペーンの成果をもとに営業を行い、翌年お客様に採用いただけることになりました。それが下記の事例です。
シナリオは自社事例をトレースして水平展開しました。対象はメルマガに反応しない休眠顧客をリストアップ。決して良質なリストではありませんでしたが、申込率16倍の成果を上げました。デジタルメディアに反応しない顧客層にリーチできたことで、集客数アップに成功しました。
デジタル時代だからこそ、“紙を効かして、反応を上げる”
これらの実証を通して、私たちなりに一つの解を得ました。
それは、「紙はデジタルがあってこそ活きる。逆も然り。」
デジタルと紙メディアを一つにまとめて、繋げる。
そして、メディアの分断無しにプロモーション全体を計測できる。今、私たちがご提供できるその仕組みが、Xinkです。
Cross Media Automationサービス Xink[シンク]
複数のメディア(メール・WEBサイト・紙DM)をひとつにまとめて、決められたタイミングで、自動的に送信・配布、その反応結果を測定できるクロスメディアキャンペーン管理サービス
Xinkはユーザーの反応を起点にして、デジタルと紙それぞれのメディアを決められたタイミングで自動的に出し分けし、購買意欲を高めます。特に、メールに反応しないユーザーへの購入促進、既存客のリピート促進、休眠客の再購入促進にこそ、「デジタル×紙」が効くと考えます。